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インテルHプロセッサーを搭載した薄型ノートには注意

Core i7-12700HやCore i7-13700Hは非常に性能が高いCPUですが、そのポテンシャルをフルに発揮できるのは16型以上のゴツいPCに搭載されたときです。

14インチ1.4kgくらいの薄型ノートに搭載された場合は性能は5~6割に抑えられる傾向があります。

そう5~6割。予想よりもかなり大きな数字です。

事例1 HP Pavilion Plus 14-eh

CPU: Core i7-12700H
メモリ: 16GB
14インチ、1.33kg

12700H搭載で1.3kg!すごっ!と驚いていましたが、実機を調査してみて落胆しました。

PhotoshopのRAW現像はCore i7-1250U搭載のENVYよりも遅かったのです。

おかしいと思い、何度もデータを取り直しましたが同じでした。

ゲーミングノートに搭載されている本気の12700Hと比べると1.8倍も時間がかかりました。

動画書き出しの速度もイマイチ。

ゲーミングノートの12700Hより約2倍の時間を要しています。

1250U搭載のENVYよりも速かったですが、第13世代のCore i5に負けています。

このように実際のアプリを使ってタイムを計測するとアラが見えてきます。

事例2 ASUS Vivobook S 14X OLED

CPU: Core i7-12700H
メモリ: 16GB
14.5インチ 1.63kg

ASUSのVivobookも「S」が付いている薄型タイプは厳しいです。

RAW現像、動画書き出しともに物足りない速度でした。

これならHプロセッサーである必要はなく、下位のPプロセッサーでも十分です。そしてその分安くなってくれた方がユーザーにはありがたいことは間違いありません。

まとめ、考え方

14インチの薄型ノートに搭載された12700Hはかなり性能が落ちるという事例を2つ紹介しました。

全部が全部そうとは言えないですが、Hプロセッサーと薄型ノートの組み合わせはまずは疑ってかかるくらいでちょうどいいと思います。

HP PavilionとASUS Vivobookは共にミドルクラスPCです。
その辺もヒントになるでしょう。

排熱設計にそんなにお金をかけていないと思われる機種は避けた方がいいかもしれません。

これからCore i7-13700H搭載のPCが出てきますが、買う前に慎重に判断することをおすすめします。

可能なら、必ずリアルなアプリ(Adobeなど)でテストした結果を見るべきです。CinebenchやPassMarkといったベンチマークソフトは、今回のような事例を見抜けない可能性が高いからです。

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