LenovoのYoga Pro 7i Gen 10 (14型)は2025年3月発売のノートPC

・14.5インチ 3Kの有機EL
・CPUはインテルの最新Core Ultra 7 255H
・重量は1.54kg(ちょっと重め)
・19.0万で買える安さ
という特徴があります。
まず驚いたのは「え、この安さ!?」ってこと。
最新のCPUにメモリは32GB、ディスプレイはクリエイター仕様。隙のないスペックでそろえたノートPCですから、相場的に25万前後しそうだなと思っていました。
それが19万。
20万を切る価格で出してきたのは流石Lenovoといった感じです。
この機種は2025年のクリエイター向けPCのエース格となる存在。そう筆者は予想しています。
◆スペック概要
CPU: Core Ultra 7 255H、Core Ultra 9 285H
メモリ: 32GB (オンボード)
iGPU: Intel Arc 140T
SSD: 1TB
ディスプレイ: 14.5インチ 3000x1872 有機EL
内蔵カメラ: 500万画素、IR対応、プライバシーシャッター
生体認証: 顔認証あり、指紋認証なし
USBポート: Thunderbolt 4 x2、USB-A x2
インターフェイス: SDカード、HDMI、ヘッドフォン
電源アダプター: 100W
Wi-Fi: Wi-Fi 7対応
重量: 1.54kg

CPUの選択肢が2つ。
Core Ultra7 255Hなら19.0万(税込、送料込)
上位のCore Ultra 9 285Hだと21.9万(税込、送料込)となります。
Lenovoがまずこの価格で出してきたというのは、DELLやHPに相当プレッシャーになるでしょう。
◆Core Ultra 7 255H
Core Ultra 7 255H、Ultra 9 285Hのベンチマークスコアは以下のとおり

285HはRyzen AI 9 365を上回るスコア
255Hはそれよりも少し下というのが平均値です。
本機は電源アダプターが100Wと通常よりも大きめで、CPU性能をフルに発揮できる設計となっています。筆者の予想では255HでもPassMarkスコアは30000を超えてくるのではないかと期待しています。
◆内蔵グラフィックス (iGPU)
本機の内蔵グラフィックスはIntel Arc 140Tです。

2024年後半のIntel Arc 140Vよりもさらに性能が上がりました。
中量級のゲームを楽しめますし、動画編集などクリエイティブワークの快適度も上がるでしょう。
◆その他の特徴
・フルサイズのSDカードスロット
デジカメ用にフルサイズのSDカードスロットが搭載されています。これまでのYogaシリーズではmicroが多かったのですが、クリエイターから喜ばれるのはフルサイズの方なのでこの変更は歓迎されるでしょう。
・USBポート4つ
1つは電源ポートを兼ねています。
常に空いてるポートは3つ。Thunderboltが2つ付いています。
・ディスプレイがプロ仕様
3Kの有機ELで色が鮮やか。さらに色の正確性にもこだわっています。本機は色差ΔE < 1、工場出荷時にキャリブレーション済です。キャリブレーションの重要性はプロのクリエイターならよく知ってるはずです。
・重量1.54kg
本機の唯一の欠点はちょっと重いということ。毎日持ち歩く人はちょっと厳しいかなと思いますが、週1回くらいの持ち歩き程度ならなんとかなるでしょう。
◆まとめ
- 新CPU、新GPU
- 100Wの電源アダプターで性能をフルに発揮
- キャリブレーション済のディスプレイ
- フルサイズのSDカードスロット
これで19万は安すぎですね。