Lenovoのポータブルゲーム機Legion Goが12月8日、発売となりました。
価格は13.5万(税込、送料込)
ASUS ROG Allyが11万なのでそれと比べるとちょっと高いな~というのが第一印象です。
◆スペック比較
ASUS ROG AllyとLegion Goを比較してみます
Legion GO | ROG Ally | |
CPU | Ryzen 7 Z1 Extreme | Ryzen 7 Z1 Extreme |
メモリ | 16GB 7500MHz | 16GB 6400MHz |
SSD | 512GB | 512GB |
iGPU | Radeon 780M相当 | Radeon 780M相当 |
ディスプレイ | 8.8インチ 2560x1600 | 7インチ 1920x1080 |
USB-C | 2つ | 1つ |
スタンド | あり | なし |
バッテリー | 49.2Wh | 40Wh |
サイズ | 298x131x40.7 | 280x112x32.4 |
重量 | 854g (639g) | 608g |
価格 | 13.5万 | 11.0万 |
CPUは同じRyzen Z1 Extreme
メモリは規格の差がありますが、両者16GBで大きな差はありません。
一番大きいのはディスプレイ。
Allyが7インチのFHDなのに対し、Legion Goは8.8インチの2.5K液晶です。
Allyの7インチはちょっとデカいスマホです(iPhone 15 Plusが6.7インチ)
この画面でゲームをプレイするのはちょっと見にくいという人もいるでしょう。
一方、Legion Goの画面は大きく8.8インチ(ほぼ9インチ)
スマホというよりもタブレットです。
画面の見やすさではLegionが勝っています。
解像度も2.5Kと高精細ですがここは微妙。このサイズではそこまでメリットはないかもしれません。逆に解像度が高くなって画面描写に負荷がかかり、ゲームのフレームレートが落ちてしまう可能性があります。
海外のレビューを見ると、いくつかのゲームではfpsがAllyよりも低下しているとの報告が出てました。
※ゲームによってはLegion Goの方が上にくることもあるので一概には言えません
バッテリーは少しだけLegion Goが上。しかし49.2Whだとゲームではそんなに持たないはず。ここはAllyと同じく課題です。
Legion Goが2.5K液晶を諦めFHDにしていれば、もっと軽く、もっと電池持ちが良くなったはずなので、そこが惜しいなと思います。
Legion Goの特徴は左右のコントーラーが分離するようになっている点。
本体(モニター部分)を机の上に置いて、コントーラーだけ持ってゲームをプレイすることも可能です。
しかしコントローラー込みで重量が854gと重めなのがネック。ROG Allyが608gなのでここは完全に負けています。
Legion Goはサイズも大きく、横幅は約30cmあります。
30cmってピンと来ないかもしれませんが、けっこう大きいです。車のハンドルの直径が35~38cmくらい。それよりは小さいですが、まあ大体そのくらいのサイズ感です。
なんとなくNintendo Switchのようなサイズ感 (横幅24cm)をイメージしていると「デカ!」と驚くことになりますのでそこは注意してください。
Legion Goは厳密にはポータブルゲーム機というカテゴリには入らないのでは?と思いますね。
持ち運びという点では、ROG Allyの方が良さそうです。
Allyもそれなりに大きいですが、作りがシンプルですし、軽さもあります。
そして現状では2.5万も安いです。
Legion Goの良さは、画面サイズの大きさ。
デスクやテーブルの上に置いてゲームをすることが多いならLegion Go(8.8インチ)くらいのサイズが良いでしょう。
ソファの横にテーブルがあるならそこにLegion Goのタブレット部分を置き、自分はソファに座りコントーラーで操作。そういう形がベストかもしれません。
価格が13.5万と予想よりちょっと高めだったのが残念ですが、もう数か月待てば値下がりするかもしれないので待てる人はそこに期待しておきましょう。