メモリ4GB
Windowsでメモリ4GBは厳しいです。
昔はメモリ4GBもそこまで悪くないと思ってましたが、やはり4GBはちょっと厳しいです。CPUがそれなりに良くてもメモリが足を引っ張るので動きはモッサリします。
具体的にはアプリの立ち上げ、新しいウィンドウを開く、検索窓にすぐに文字を打ち込む、といったような場面でモッサリ感は出ます。
できるならメモリは8GB以上にしましょう。
あ、でもChromeBookは例外です。
ChromeBookはOSがWindowsよりも軽いのでメモリ4GBでもサクサク動きます。
TN液晶、フルHD未満
スマホのディスプレイはパソコンよりも一歩先に進化していますが、パソコンではまだ質の低いディスプレイが残っています。
TN液晶は視野角が狭く、色彩やコントラストも悪いので避けたい液晶です。
数年前は写真のような液晶が多かったですし、今でも3~6万くらいの価格帯でたまに見ます。
黒が潰れやすいので、動画が見づらいと思います。最近はきれいなスマホのディスプレイを見慣れているので、TN液晶の悪さを特に感じるはずです。
ディスプレイの仕様書にIPS、または広視野角と書かれてあればOK。TNと書かれてあれば避けるようにしましょう。メーカーによっては書いていないこともあるので注意が必要です。
あと、フルHD未満(1920×1080未満)の解像度も避けたいところ。
解像度はどのメーカーも表示しているので避けやすいです。
HDD
HDDは最悪です。
遅いし、故障しやすいし、音も出る。
SSDの価格が下がり、クラウドサービスが当たり前になった今では、HDDのメリットはほとんどありません。
HDDのノートパソコンを市場でほとんど見ることはないですが、安い価格帯でたまに見かけることがあります。
HDDで買って後でSSDに換装するという人もいるかもしれませんが、それもひと昔の話です。いまはSSD搭載が当たり前ですし、換装するSSDのお金や手間暇を考えれば最初からSSDにした方が良いです。
ちなみに
・CPU=セレロン
は必ずしも避けるべき条件ではありません。
まあ避けた方が安心なことは安心ですが、セレロンよりも避けるべきは上記の3条件です。
セレロンはモノによります。
PassMarkのベンチマークスコアが2500未満のものは避けた方がいいと思いますが、スコアが2500以上あるものなら、そこまで悪くはないと思います。
例えば、ChuwiのLarkBook Xは
CPU: Celeron N5100
メモリ: 8GB
SSD: 256GB
ディスプレイ: 14インチ 2240×1400、IPS
という仕様。
Celeron N5100のPassMarkスコアは3431ありました。
こういう構成ならセレロンも十分にありです。
まとめ
- Windowsでメモリ4GBは厳しいがChromeBookならあり
- TN液晶かIPS液晶かで大きな差がある
- HDDはほとんど見ないけど、見かけたら絶対に避けるべき
- Celeronはモノによる。PassMarkスコアは2500以上ならOK
初心者が見落としやすいのはディスプレイですね。
今回の記事は3~5万くらいの安いパソコンを買う層に届いてほしいなと思って書きましたが、現実的には難しいかもしれません。