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【レビュー】ThinkBook 14 Gen 2(第11世代インテル)はどうか? IdeaPad Slim 550との比較

LenovoのThinkBook 14 Gen 2(第11世代インテル)は2020年10月発売の14型ノート。

  • 明るいディスプレイ
  • 有線LANポート付き
  • 14型1.4kg

という特徴をもっています。

バランスの良い機種ですが、同じLenovoの14型ノートにはIdeaPad Slim 550 14型 (AMD)というコスパ最強機もあります。

IdeaPadと比較しながら、レビューしていきたいと思います。

レビュー機のスペック

・製品番号: 20VD0028JP
・OS: Windows 10 Pro 64bit
・CPU:Core i5-1135G7
・メモリ:8GB (8GB x1)
・SSD: 256GB
・ディスプレイ:14型 FHD(1920×1080) 、非光沢、IPS
・USB: USB-C x2、USB-A x2
・インターフェイス:HDMI、SDカード、ヘッドフォン
・Wi-Fi: Wi-Fi 6対応
・重量: 1.45kg

レビュー機はCPUがCore i5-1135G7、メモリ8GB、SSD256GBという構成です。

6月22日時点では8.6万円(税込、送料込)となっていますが、時期によっては7万円台になることもあります。

価格変動が大きいので、タイミングをよく見て買うことをおすすめします。

ちなみに、

Core i3-1115G4
メモリ8GB
SSD 256GB

という構成だとさらに安くで購入できます。

普段使いなら、Core i3でも十分OKだと思うので、もしCore i3モデルの在庫があればそちらでも良いでしょう。

見た目、デザイン

筐体カラーはミネラルグレー。ちょっと暗めのグレーです。

天板はトーンの違う2種類のグレーでデザインされています。

素材はアルミ合金を使用しており、指紋は目立ちません。

高級感という点では、もう一息といった感じでしょうか。

安っぽさはないのですが、メタルチックな光沢が少ないのでちょっと地味に写ります。あと「ThinkBook」の文字が目立つので、外へ持ち出す場合ちょっと気になるかもしれません。

ディスプレイは非光沢タイプで映り込みは最小限。視野角も広めです。

輝度 300nit
色域 sRGBカバー率 65%

というスペックです。

輝度(明るさ)は300nitあり、この価格帯としては優秀ですが、色域は平均的です。

ThinkBookは発売当初のモデルはsRGBカバー率100%のものを搭載していたのですが、2021年4月以降のモデルではsRGBカバー率が65%と少し落ちています。

下の写真はLenovo IdeaPad Slim 550 (2021年モデル)との比較。

明るさはほぼ同じです

色やコントラストは微妙な差。左のIdeaPadの方が岩の影が少し潰れ気味で、ThinkBookの方がゆとりがありますが、差は大きくありません。

良い: 明るいディスプレイ
微妙: 筐体カラーはちょっと地味

ベンチマーク

CPUはCore i5-1135G7。

PassMarkのベンチマークテストを実施したところ、10178というスコアでした。

PassMark社が発表している平均値は、

Core i5-1135G7: 10056

となっています。

レビュー機は平均よりも少し上のスコアでした。
このスコアであれば、普段使いで困ることはまずないでしょう。

ちなみに電源から外してバッテリー駆動時のスコアもとってみると、10269と逆にスコアが上がりました。

バッテリー駆動時にパフォーマンスが低下しないのは良い点です。

リアルなアプリの快適度

さらなるテストとしてPCMark10を実施しました。

PCMark10は一般的な利用、ビジネス利用、デジタルコンテンツ制作の3種類の作業の快適さを計測するベンチマークソフトです。

Essentials(一般的な利用) 8442 (目安4100)
Productivity(ビジネス利用)6366 (目安4500)
Digital Contents Creation(デジタルコンテンツ制作) 4478 (目安3450)

すべての項目で目安となるスコアを上回りました。
Core i5でも十分対応できることがわかります。

詳細なスコアをIdeaPad Slim 550と比較してみると以下のような表になります。

IdeaPadはCPUがAMD Ryzen、メモリが4GBx2のデュアルチャネルで、ThinkBookはCPUがインテル、メモリが8GBx1のシングルチャネルです。

Webブラウジングや文章作成などの基本的な作業はThinkBookの方が上ですが、表計算や画像編集、レンダリングではIdeaPadが大きく上回るという結果でした。

メモリがシングルチャネルのThinkBookには苦手な作業があるということを覚えておきましょう。

PhotoshopでRAW現像

実際にPhotoshopでRAW現像10枚にかかる時間を計測してみました

その結果が下の表になります。

CPUはインテルなので、Photoshopとの相性は良いはずなのですが、メモリがシングルチャネルなせいでタイムはあまり良くありません。

Ryzen 5 + メモリデュアルチャネルのIdeaPad Slim 550よりも遅いタイムでした。

軽めのゲーム

最後にファイナルファンタジーXIV 漆黒のヴィランズ(2019年発売)でベンチマークをとってみました。

1920×1080 標準品質(ノートPC)という条件でスコアは1624、「設定変更を推奨」という結果でした。

Core i5 + メモリシングルチャネルという組み合わせではゲームはかなり厳しいと言わざるを得ません。

以上のことをわかりやすくまとめると

○ネット、動画鑑賞
○オフィス系ソフトで事務作業
○Web会議
△画像編集(RAW現像)
×動画編集
×ゲーム

という目安になります。

良い: バッテリー駆動時もパフォーマンスが落ちない
悪い: 画像編集やゲームは苦手

キーボードの配列と打鍵感

キーピッチ(キーの間隔)は19mm、キーストローク(深さ)は1.2mmです。

キー配列で気になるのはEnterキーとBackspaceキーが他のキーとくっついている点です。打ちやすさは問題ないのですが、見た目はあまり良くありません。

キーボードの打鍵感やタッチパッドの操作性は良好です。キーストロークは浅めですが、適度な反発力があり、カチッという硬さを感じられるキーボードです。

F9キーはサービスホットキーとなっており、このキーを押すとLenovoのサポートページにつながります。

キーボードはバックライト付き。
暗い所でもキーが光るのでタイプしやすいです。

適度な反発力があり、キーの打鍵感はまずまずです。

インターフェイス

USBポートはUSB-Cが2つとUSB-Aが2つです。

USB-Cのうち1つはThunderbolt 4 (転送速度40Gbps)です。モバイルバッテリーから充電が可能で、また映像出力も可能です。

USBポートが4つも付いているのはうれしい点です。

他にはフルサイズのSDカードスロット、有線LANポート、HDMI、ヘッドフォンジャックが付いています。

めずらしいのは有線LANポートです。

最近のノートパソコンだとあまり見る機会がありませんが、これがあるとLANケーブルを直接パソコンに挿してネットに接続できるので、Wi-Fiの調子が悪いときに助かります。

また一般的に有線はWi-Fiよりも高速で安定しています。重要な会議などでは有線LANでネットに接続できる方が安心です。

インターフェイスは充実しています。

バッテリー、排気音、熱など

以下の条件でテストしてみました。

・画面の明るさをMAX
・wifi環境
・youtube動画を流しっ放し

結果は約5.0時間でした。

バッテリーライフは少し短めです。

静音性は良く、熱の問題もありませんが、もう少しバッテリーの保ちが良ければと思いました。

評価まとめ

短所
・デザインが少し地味
・メモリがシングルチャネル
・価格が不安定

長所
・明るいディスプレイ
・バッテリー駆動時もパフォーマンスが低下しない
・SDカードスロット付き
・有線LANポート付き

ThinkBook 14 Gen 2の一番の長所は、明るいディスプレイと充実したインターフェイスです。

輝度は300nitあり、この価格帯としては優秀です。映画鑑賞、画像編集などに向いています。

しかしせっかくディスプレイが良いのに、メモリ構成がシングルチャネルなせいで画像編集処理に少しモタつくことがあったのは残念です。

ゲームに関してもメモリのシングルチャネルがネックです。

普段使い、ビジネス用であれば、何も問題はありません。
Webブラウジングや、文章作成など基本的な作業では、Ryzen搭載機よりも優秀なパフォーマンスを出せていました。また電源から外してバッテリー駆動になったときも性能が落ちないというのも良い点です。

USBポートが4つ。有線LANポートもあって、ビジネス利用もOKです。

あとは価格でしょう。

前半に書いたように、本機は価格変動が大きめなのでタイミングを見計らって買うことをおすすめします。

Core i5、メモリ8GB、SSD 256GBという構成であれば7万円台で買いたいところです。

Lenovoストア ThinkBook 14 Gen 2

IdeaPad Slim 550 14型との比較

同じLenovoの14型ノートでIdeaPad Slim 550と比較してみました。

インターフェイス(端子類)の充実という意味ではThinkBookですが、それ以外ではIdeaPadが優勢です。

IdeaPadのメモリが4GB x2のデュアルチャネルになっているのも大きいです。

ThinkBookも良い機種ですが、こうして比較すると、コスパの良いIdeaPadの方が魅力があるかなと思います。

Lenovoストア IdeaPad Slim 550 14型

追記

6月22日~24日までは特別割引クーポンが出ています。

ThinkBook 14 Gen 2の

・Core i7-1165G7
・メモリ16GB
・SSD 512GB
・Microsoft Office Home and Business

という構成が9.8万円(税込、送料込)になります。

オフィス付きでこの価格は破格です。

クーポンコードはこちら

  3DAYSOFFER0624

上記のコードをコピペして、注文時に使用してください。

Lenovoストア ThinkBook 14 Gen 2

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