ThinkPadのEシリーズはThinkPadの中では廉価モデルという扱いですが、ミドルスペックで価格も安いので人気となるシリーズです
旧モデルはE490、E590というモデル名でしたが、新モデルはE14、E15という名前になりました
E470
E480
E490
ときて、次のネーミングはどうするんだろう?と思ってましたが、E14とシンプルな名前になりました。
今日はまずE14の方から見ていきます
基本的なデザインは旧モデルのThinkPad E490と変わりはありません
CPU: Core i3-10110U、Core i5-10210U、Core i7-10510U
メモリ: 4GB~16GB
ストレージ: HDD1TB~2TB、SSD128GB~512GB デュアルストレージ
ディスプレイ: 14インチ FHD 220nit、250nit
USBポート: USB-C x1、USB3.1 typeA x2、USB2.0 x1
インターフェイス: HDMI、有線LAN(RJ-45)、ヘッドフォン
サイズ、重さ: 325x232x17.9mm、1.73kg
CPUは第10世代CometLake、SSDは最大512GBまで可能です
特徴は、カスタマイズの自由度が高いという点
そして有線LANポート(RJ-45)が付いているという点です
◆ThinkPad E490(旧モデル)との違い
・最大メモリ
最大メモリ32GBだったのが16GBになりました
このクラスのノートPCで32GBまでいけるのはとてもめずらしい仕様でしたが、
32GBで注文する人はほとんどいなかったのではないかと推測します
普通に考えたら8GB、ちょっと負荷をかける人でも16GBくらいあれば大丈夫です。
・重さは1.75kg→1.73kg
重さはほとんど変わりません。
14インチとしては少し重めです
・microSDカードスロット廃止
E490ではmicroSDカードを挿せるスロットがありましたが、今回のE14では廃止となりました。
デジカメのデータはフルサイズのSDカードを介してやりとりすることが多いですから、本当に欲しいのはフルサイズのSDカードスロットです
どうせフルサイズSDがないのなら、microSDがなくてもあまり影響はないかなという印象です
ただ去年のE490のときでも指摘しましたが、この筐体の厚みがあれば、フルサイズSDカードスロットを設置することは十分可能なはずなので、手抜きと言われてもしょうがないかなと思います
EシリーズのSDカードスロット問題は人によっては大きなマイナス点となるでしょう。
・ディスプレイの輝度
今回のE14では
輝度220nit
輝度250nit IPS
の2つの選択肢があります
おすすめは明るく視野角も広い、250nitのディスプレイです
追加で+4,400円かかりますが、割引されて実質+2,600円くらいです
◆おすすめのカスタマイズ
Core i3-10110U
メモリ8GB
SSD 256GB
250nit ディスプレイ
という構成で価格は7.8万円(税込、送料込)
価格が安いのでHDDを選択する人もまだいますが、SSDの快適さを知るとHDDには戻れません。ぼくなら必ずSSDを選択します。
第10世代のCore i3-10210UはPassMarkのベンチマークスコアが5910。3年前のCore i7相当のパワーを有していますから、普段使いならこれでOKです
もし不安な人はCore i5にアップグレードしておきましょう。それでも9.3万と10万を切ります。
またオプションでMicrosoft Office Home and Business 2019を付けることも可能です