ThinkPad X1 Nanoの発売きましたね。
13.0型16:10で900g台というThinkPad史上最軽量のX1 Nano。
通常のwifiモデルだと907g
LTE対応モデルだと939g
という超軽量ノートとなっています。
LTEは4Gと5Gの2つの選択肢がありますが、5G対応モデルの発売は少し遅れるようです。
◆スペック概要
CPU: Core i5-1130G7、Core i7-1160G7
メモリ: 8GB、16GB
SSD: 256GB
ディスプレイ: 13.0インチ 2K(2160×1350)、非光沢
グラフィックス: インテル Iris Xe グラフィックス
USBポート: USB3.1 type-C (Thunderbol 4) x2
インターフェイス: ヘッドフォンジャック
Wi-Fi: Wi-Fi 6対応
バッテリー: 22.2時間~22.9時間
サイズ: 292.8 x 207.7 x 13.87mm
重量: 907g (LTEモデルは939g)
スペックはやや抑えめの設計です。
CPUは第11世代Coreプロセッサーですが、通常のノートPC用(UP3)ではなくUP4という超省電力タイプのCPUです。TDP(消費電力)は7W~15Wです。
まだベンチマークは出ていませんが、通常のCore i5-1135G7(UP3)よりも性能は低くなるはずです。
ただLenovoの開発者によると「ThinkPad X1 NanoのUP4は、UP3を搭載したPCにも負けない設計になっている」とのことなのでそこは期待してもいいのではないかと思います。
◆ディスプレイは16:10の2K液晶
ディスプレイの解像度は2K(2160×1350)でとても高精細です。
sRGBカバー率は100%と色再現性は高く、輝度は450nitと十分な明るさです。
13.3型のThinkPad X13だと、FHD(1920×1080)で輝度300nitが標準モデル。それよりもワンランク上の解像度と明るさを誇るのが今回のX1 Nanoとなります。
◆USBポートはType-Cが2つだけ
USBポートはUSB-Cが2つのみ。どちらもThunderbolt 4に対応しており転送速度は40Gbpsと高速です。
1つは電源ポートを兼ねているので、常時使えるUSBポートは1つのみとなります。
USB-Aポートもなく、HDMIやmicroSDもなし。薄型軽量ということでしょうがない部分もありますが、使い勝手も重視するThinkPadからするとかなり寂しいインターフェイスです。
この設計からわかるように、X1 Nanoはデスクに長時間置いてハードな作業をするマシンではないということですね。メモリも最大16GBまでとなっています。
- 基本は持ち歩き。
- 作業は軽め(それでもけっこうパワーはある)
- ThinkPadのキーボードとトラックポイントで最高
という人向けです。
そんな当然こと、お前に言われなくてもわかってるよw って言われそうですが、やはりこうして1つ1つ見ていくとよくわかります。
ThinkPad X13やX1 Carbonの代わりとして使う場合、思ってたほど快適ではないなと感じることもあるでしょう。
◆キーボード
キーストロークは1.35mmとThinkPadとしては浅めのストロークになっています。
打鍵感は気になるところです。
メディアサイトによると、1.35mmでも打鍵感は従来とほとんど違いはないとのこと。これはまだ100%信用はできないので、できれば実機で確かめたいところです。
過去にはThinkPad X1 Tablet (2016)という機種もあってあれがちょうど1.35mmでした。あのときも発売当時は「キーボードの打鍵感は変わらない!すげー!」ってメディアは言ってたのに、実機で確認すると「うーん、やっぱりちょっと落ちるな・・」っていう感想を抱いたのをよく覚えています。
X1 Tabletはキーボード分離型だったのでそれと今回のX1 Nanoを単純に比較できませんが、キーボードにこだわる人は慎重に判断したいですね。
◆まとめ
- ThinkPad X1 Nanoは13.0型907g
- ディスプレイは2K液晶
- CPUはUP4だが通常ノート(UP3)並みに仕上げてる
- USBポートは2つのみ
- キーボードは実機をさわってから判断したい
Core i5モデルなら18万円。20万を切ります。