先日都内のビックカメラに寄ってみたら新機種のThinkPad Z13、Z16が置いてあったので少しさわってみました。
一番気になるのはキーボードとクリックボタンの操作感ですね。
◆キー形状
X1 CarbonやX13は右サイドの一部のキーが小さくなっていてそれが見た目的に嫌だという人はけっこういます。Z13のキーはそれがなく綺麗です。また端までキーがある「エッジ・トゥ・エッジ」になっています。デザイン的な美しさはGoodです。
◆キーストローク
ストロークは1.35mmとのことでしたが、実際にタイプしてみるとそれよりも浅く感じました。一言で言うなら「ThinkPadじゃない」です。いや、ストローク1.8mmじゃないとダメとかそういうことじゃなく、もうこれは別物ですね。Enterキーを打ったときの跳ね返りが物足りなく感じました。打鍵音はペチペチ系です。
◆クリックボタン
ThinkPad Z13、Z16は出っ張りのある物理クリックボタンを廃止して、タッチパッドをすっきりさせたデザインです。まあ、簡単に言えば、普通のタッチパッドなんですが、一応感圧式で触覚フィードバックが備わっています。
タッチパッドだけなら操作に何も問題はないです。しかしトラックポイント(赤ポチ)に人差し指を乗せた上で、タッチパッドを操作するってなると意外と戸惑うことが多いです。
まず右手親指でダブルクリックしようとしたときにうまくいかないことに気付きました。
後からわかったのですが、Z13、Z16はトラックポイントをダブルクリックすれば良かったんですよね。それを忘れてしまい、普通にタッチパッドをダブルクリックしようとして苦戦しました。その場合はやはり出っ張りのある物理ボタンじゃないとダメです。
ということでトラックポイントのダブルクリックはまた次の機会に試したいと思います。役に立てず申し訳ないです。
気を取り直して、スクロール操作を試してみました。
こちらは中クリック+トラックポイントで意外とスムースにできました。
まだちょっと慣れが必要ですが、まあまあ悪くないかなと思います。
最後は右クリック。
これは苦戦しました。
筆者は、最近のX1 CarbonやX13でも同様に苦戦するくらい昔の仕様に慣れきってしまっているのであまり参考にならないかもしれません。
人差し指=トラックポイント
親指=右クリック
のときに出っ張りのあるボタンで親指にかかってくれると楽なんですよね。それがないと厳しいです。
「慣れれば・・」と言いたいところですが、少なくとも筆者のように昔からのThinkPadユーザーの評判は良くない気がします。
展示機が置いてあったのはビックカメラ有楽町店なので、気になる人は見に行ってみてください。
最後にDELLのXPS 13 Plusも見てきました。
こちらはタッチパッドの境目もなくした斬新なデザイン。
さわってみれば普通のタッチパッドなので、違和感はほとんどなかったです。
ThinkPad Z13とXPS 13 Plusを見て感じたのは、結局トラックポイントとタッチパッドの相性が悪いんだなということ。これに尽きる気がします。
ちょっと前にも書きましたが、Yogaシリーズのような、
・すっきりデザイン
・クリエイター向けの性能
・トラックポイントなし
・15万で買える
というような路線の方がわかりやすくてぼくは好きです。