RAW現像用のノートパソコン、Windowsでおすすめの機種 (2022年8月更新)

AdobeのLightroomやPhotoshopを使ってRAW現像を快適に行うためのノートPCを選ぶときに注意すべき点と、おすすめの機種を挙げてみました。価格は13万~16万を想定しています。

RAW現像と言ってもプロ向けではなく、アマチュア向け。中級者以上、プロ未満を対象とした内容となっています。

筆者の使ってるソフトはAdobeのLightroomとPhotoshop。写真は趣味レベルですが、一応ハイアマチュアの下辺に属するかなと思ってます(海外のフォトコンで受賞歴あり)。

こんな感じの写真を撮っています。

場合によってはPhotoshopでのレタッチにも時間をかけて、デジタルアート寄りの作品に仕上げることもあります。

そんなぼくがRAW現像用のノートパソコンで本当に買いたいと思うものを厳選してみました。OSはWindowsに限定させてもらっています。

簡単な結論

・CPUはCore i7-12700Hがベスト、次点はCore i7-1260P、Ryzen 7 6800U

・メモリは16GB、SSD容量は1TB

・ディスプレイの輝度、色域、光沢/非光沢をチェックしておく

・SDカードスロット付きがいい

・グラフィックスは内蔵GPUでもOK

CPU選び

RAW現像ではCPU性能が重要です。Lightroomは2022年6月からGPUも使って現像(書き出し)することが可能になりましたが、それでも基本はCPUです。

Core i7-12700H ☆☆☆☆☆

インテル第12世代のHプロセッサー、2022年現在で最高のCPUです。これを搭載するノートPCは、ゲーミングPCやクリエイター向けPCで重量も重めです。グラボを搭載した機種は価格も高くなりますが、グラボ非搭載の機種なら13万くらいで購入できます。

Core i7-1260P ☆☆☆☆

インテル第12世代のPプロセッサーもAdobeとの相性は良いです。CinebenchやPassMarkのベンチマークスコアはそこまで良くないですが、いざPhotoshopを動かしてみるとかなり速いことがわかります。13~14インチの軽量ノートにも搭載できるのが特徴です。

Ryzen 7 6800H ☆☆☆

Ryzen 7 6800Hも優れた性能を誇るAMDのプロセッサーですが、あまり市場に出回っていないので今回はスルーします。次のRyzen 7 6800Uを買いましょう。

Ryzen 7 6800U ☆☆☆☆

RyzenのUプロセッサーはこれまでAdobeとの相性が悪かったのですが、Ryzen 7 6800Uになりそれが大きく改善されました。RAW現像の速度はまだCore i7-1260Pより下かなという印象ですが、十分使える速さです。内蔵GPUの性能がインテルよりも優れているので、Photoshopでフィルターをかける場合はRyzenが少し速いです。

Core i7-11800H、Ryzen 7 5800H ☆☆☆☆

2021年のエース格だったCPUも悪くないです。Core i7-1260P、Ryzen 7 6800Uと同等の性能があります。型落ちで安くなっているようなら狙い目です。

Core i7-1165G7、Ryzen 7 5800U ☆☆

2021年の軽量ノートに搭載されていたCPUはさすがに見劣りします。これでも悪くはないですが、インテルもRyzenも2022年になってグッと性能アップしていますから素直にそれらを買う方がいいでしょう。

メモリ16GB、SSD 1TB

メモリは16GB欲しいです。
Lightroomの推奨メモリは12GB以上と公式ページに書かれてあります。8GBでもそこそこ快適に動きますが、ちょっと重たいなと思う時が所々であります。

動画編集になってくると16~32GBくらいが理想ですが、画像編集までなら16GBで十分かなと思います。

SSD容量は最低でも512GB、できれば1TBは欲しいところ。それでも容量は足りなくなると思うので、クラウドサービスを利用してデータを保存することになるでしょう。無料のところだとAmazon Photo(Amazon Drive)が画像なら無制限、RAWデータもOKなのでおすすめです。

ディスプレイ

ディスプレイは

・解像度はフルHD以上 (1920×1080)
・輝度(明るさ)は300nit以上
・色域はsRGBカバー率 100%

の3つが最低条件です。

色域は色の再現性です。狭い色域のディスプレイだと表現できない色が出てきてしまうので、写真を趣味としてやっていくならsRGBカバー率100%のものを選んだ方がいいです。

プロ用としてはもっと要求レベルは高くなりAdobeRGBカバー率100%(sRGB換算では138%)が基準となります。

色域についての情報は、最近のクリエイター向けPCなら大体どこかに公開してあるはずなのでチェックしてみましょう。

解像度はフルHDが最低ライン。できれば2.5K(2560×1600)や2.8K(2880×1800)くらいの高精細なディスプレイを推奨します。

有機EL(OLED)か、普通の液晶か?

有機ELは、

・色が鮮やか
・コントラストが高く、黒が締まる
・光の表現が素晴らしい

というメリットがあります。

デメリットは

・光沢タイプが多いので映り込みが気になる
・普通の液晶よりも高い

です。

あと色がこってりになるのでそこで好き嫌いが出るかもしれません。

写真鑑賞用としては間違いなく素晴らしいです。しかし編集用のディスプレイとしてなら、あえて普通の液晶を選ぶ人も少なくないでしょう。

最終的には個人の好みで決めてください。

ちなみに筆者は普通の液晶(非光沢)を使っています。

SDカードスロット

SDカードスロットがあると、デジカメのSDカードを直接挿すことができるのでとても便利です。

クリエイター御用達のMacBook Proが2021年にSDカードスロットを復活させたことは大きなニュースになりました。それぐらいクリエイターには必要なポートなのです。

USBポートにSDカードリーダーを着ければ代用できますが、やはりPC本体にSDカードを挿せるのが理想です。

この条件は他の条件に比べると、そこまで重要ではないです。購入後にいくらでも対応できるからです。

しかし、写真を趣味でやってる人間からすると、SDカードスロットなしのノートパソコンって、あなた本当にクリエイターのことを考えて作ってます?と聞きたくなるのが心情です。

ファン音

最後にファン音についても評判をチェックしておいた方がいいです。せっかく性能が良くても、ファン音がうるさくて作業に集中できないPCもたまにあります。

一般的にゲーミングノートはかなりファン音はうるさくなります。

あとmouse(マウスコンピューター)のクリエイター向けPCもファン音が大きいものが多いので注意しましょう。

おすすめのノートPC

Lenovo IdeaPad Slim 570i Pro

CPU: Core i7-12700H
メモリ: 16GB
SSD: 1TB
ディスプレイ: 16インチ 2560×1600、非光沢、sRGB 100%
SDカードスロットあり
重量 1.95kg

という構成で13.3万円(税込、送料込)

コスパ最強ならLenovoのIdeaPadです。
上で挙げた条件を全て満たし大きな欠点がありません。

プロやハイアマチュアにはちょっと物足りないかもしれませんが、普通に趣味としてやってる人ならこれで十分だと思います。

Lenovoストア IdeaPad Slim 570i Pro

ASUS Vivobook 15X OLED X1503ZA

CPU: Core i7-12700H
メモリ: 16GB
SSD: 512GB
ディスプレイ: 15.6インチ 2880×1620、有機EL、光沢、sRGB 133%
SDカードスロットなし
重量 1.7kg

という構成で14.0万円(税込、送料込)

有機ELならASUSのVivobookがおすすめ。色域も広く、色の精度も良いです(delta E <2)。

ただSDカードスロットがないのと、USBポートの規格が下位なのがネックです。

現在はセール中なので安いですが、それがどのくらい続くかわかりません。

ASUSストア VivoBook 15X OLED

Lenovo Yoga 770、Yoga 770i

CPU: Ryzen 7 6800U、Core i7-1260P
メモリ: 16GB
SSD: 1TB
ディスプレイ: 14インチ 2880×1800、有機EL、光沢、sRGB 133%
SDカードスロットなし
重量 1.42kg

ちょっと軽めのPCならYoga 770、Yoga 770iも良いです。こちらも有機ELディスプレイです。

Ryzen 7のYoga 770が安く15.3万(税込、送料込)
Core i7のYoga 770iは15.9万(税込、送料込)です。

Lenovoストア Yoga 770 (14型 AMD)

Lenovoストア Yoga 770i 14型 第12世代インテル

もっと予算をかければもっと良いものはありますが、15万前後のコスパ重視なら上記の機種がベストかなと思います。今後さらに良い機種が出てくれば、また更新する予定です。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする