Lenovoの新しい機種Yoga Bookはかなり挑戦的な2in1PCだと言えます。
ペン入力に比重をおき、キーボード入力の比重を下げたというのが一番の特徴でしょう。
思い切って物理キーボードを廃止しています。
ノートパソコン=キーボードみたいな古い考えを持つぼくには、正直どう評価していいかもわかりません。
中途半端にキーボード入力に重心を残したような機種であれば、「こんなクソみたいなキーボードで仕事ができるか!」と一喝できたことでしょう。ところがこのYoga Bookはキーボード入力じゃない新しいユーザーインターフェースに基づいた設計になっています。
「ペンも使えるよ」じゃなく「キーボードも使えるよ」なんですよ。
Yoga Bookを見てると、キーボードはもはや時代遅れのUIですよって言われてるような気分になります。そんなYoga Bookをつかまえて、「こんなクソみたいなキーボード・・」って言うのは完全に的外れな批判になってしまいますね。
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これはもう認めるしかありません。ノートパソコンのさらなる軽量化と薄型化を追求するならば、当然、脱キーボードという流れになっていくはずです。Yoga Bookの登場で、察しの悪いぼくもようやくわかってきました。
そうは言っても「こんなの一体だれがが使うんだ?」という疑問は残ります。クリエイター系の仕事で使う人以外思いつかないのが、自分が頭の固い人間であることを認めてしまっているってことなのでしょうか。
CPUはAtom、容量は64GBで価格も5~6万円台という客観的な事実を見てもYoga BookがLenovoのフラッグシップモデルではないことは確かですから、このYoga Bookのようなスタイルがすぐに大きな主流となることはなさそうです。
もしYoga BookのようなモデルがThinkPadの20万近くするハイスペックな新機種として登場したら、ぼくはそれこそ言葉に詰まるはずです。
そして来るべきキーボードレスな時代を生き抜くために、BTトラックポイントキーボードを今から買い占めに走ることでしょう。