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Ryzen AI搭載、Yoga Pro 7 Gen 9の凄さとは?【レビュー】

今回はLenovo Yoga Pro 7 Gen 9のレビューです【貸出機材提供:Lenovo】

Yoga Pro 7 Gen 9は2024年9月発売のノートPC。

  • CPUはAMD Ryzen AI 9 365
  • とても優秀な性能
  • ディスプレイは14.5インチ2.8Kの有機EL

という特徴があります。

同じLenovoでYoga Slim 7i Aura EdtionというPCと特徴はかなり似ています。

その差についても言及しながらレビューしていこうと思います。

まずはスペックからおさらいしておきましょう。

レビュー機のスペック

・OS: Windows 11 Home 64bit
・CPU: Ryzen AI 9 365
・メモリ: 32GB オンボード
・内蔵グラフィックス: Radeon 880M
・SSD: 1TB
・ディスプレイ: 14.5インチ 2880x1800、光沢、120Hz
・USBポート: USB4 x1、USB-C x1、USB-A x1
・インターフェイス: HDMI、ヘッドフォン
・Webカメラ: FHD(1080p)、IR、カメラオフボタン
・顔認証あり、指紋認証なし
・Wi-Fi 6E 対応
・重量: 1.54kg

Ryzen AI 9 365にメモリ32GBのモデル。
12月9日時点の価格は26.6万円(税込、送料込)です。

ちょっと高めですが、Copilot+ PCに準拠した最新のチップセット搭載で、メモリは32GB、SSDは1TB、そして2.8Kのディスプレイ、とハイエンド機としての条件を満たしています。

動画編集や軽めのゲームにも使える万能型のPCです。

ちなみにYoga Slim 7i Aura Edtionは25.6万から購入できます。

※価格の最新情報はLenovoのオンラインストアで確認してください。

デザイン、ディスプレイ

筐体カラーはルナグレー

地味なグレーでそこまで高級感はありません。

ただボディは金属製でしっかりとした作り。指紋も目立たちません。

この辺はYoga Slimとほぼ同じです。

重さは実測で1.54kg

そこまで軽くはないです。手提げバッグに入れて持つとそれなりに重くなります。

ディスプレイは

・有機EL
・2880×1800
・縦横比16:10
・タッチ非対応
・光沢、液晶
・リフレッシュレート 120Hz
・輝度(明るさ) 450nit
・色域 DCI-P3 100% (sRGBカバー率に換算すると133%)

です。

発色はかなり良いです。

DELL Inspiron 14 5435 (6万円台)と比較すると以下のとおり

明るさ、コントラストが断然良いです。

本機は工場出荷時にカラーキャリブレーションされているので色差もとても正確です。(ΔE < 1)

正確な色にこだわる人、ハイアマチュア~プロ向けの仕様です。

ただ、光沢タイプなので映り込みがあります。ここは好みが分かれるところです。

微妙: 高級感はあまりない
良い: 色が鮮やかで正確なディスプレイ
微妙: 光沢タイプなので映り込みはある

Webカメラ

Webカメラの解像度はFHD(1080p)。顔認証に対応しています。

写りも良好です。

プライバシーシャッターは電子式。ボディ側面にあるスイッチでオフにできます。

ベンチマーク

CPUはRyzen AI 9 365
2024年AMD Ryzenのエース格と言えるCPUです。

PassMarkのベンチマークテストを実施したところ、

シングルスレッド: 4118
マルチスレッド: 31520

という結果でした。

シングル、マルチともに非常に優秀です。

Ryzen AI 9 365の平均を上回っており、上位のRyzen AI 9 HX 375にも匹敵するスコアです。

PCMark 10

PCMark 10はリアルなアプリを使用したベンチマークで、一般的な利用、ビジネス利用、デジタルコンテンツ制作の3種類の作業の快適さを計測するベンチマークソフトです。その結果は以下のとおりです。

ここで注目したのはデジタルコンテンツ制作のスコア

薄型ノートの中では過去最高のスコアでした。

インテルCPUのCore Ultra 7 258Vよりも高いです。

クリエイティブワーク全般で高い性能であることがわかります。

AIによる画像処理 (Photoshop)

Photoshopのノイズ除去はフォトグラファーがよく使うPhotoshopの新機能です。この処理にかかる時間を計測しました。

これも速いタイム。インテルのCore Ultra 7 258Vよりも速いです

この作業はまだNPUに対応しておらず、GPUで対応する形になっています。そのため2023年のRTX 4050搭載機よりは遅いです。

ちなみに本機の内蔵GPUはRadeon 880Mです。

Davinci Resolveで動画編集

動画編集ソフトのDavinci Resolveで180秒の動画をyoutube用に書き出すのにかかった時間を計測してみました。

こちらはCore Ultra 7 258Vに次いで2番目の速さです。FHD動画の編集なら快適と言えます。

書き出しの速さはDavinci側の進化も寄与しているので過去のCPUと単純な比較はできません。

ゲーム性能

中量級ゲームのFF 14 黄金のレガシー(2024年発売)の結果は以下のとおり。

1920×1080 標準品質(ノートPC)という条件でスコアは8187、「快適」という結果で平均フレームレートは55fpsでした。

インテルの258Vや155HといったCPUよりは少し下でした。

3DMark FireStrikeのベンチマークは以下のとおり

スコア9598は、あのGTX1650 Laptopより少し上です。

FHDなら中量級のゲームまで楽しめるでしょう。

以上のことをわかりやすくまとめると

○ネット、動画鑑賞
○オフィス系ソフトで事務作業
○画像編集
○動画編集
△ゲーム

という快適度になります。

良い: Ryzen AI 9 365の平均を上回る
良い: クリエイティブワーク全般とても優秀
良い: GTX 1650 Laptopを上回るゲーム性能

キーボードの配列と打鍵感

キーピッチ(キーの間隔)は19mm、キーストローク(深さ)は1.5mmです。

EnterキーとBackspaceキーが横とくっついた配列。海外メーカーの配列は大体こんな感じなのでもう慣れてしまってる人も多いかもしれません。

ストロークは深め。感触はややゴム感があります。以前のYogaは軽めでパチパチという打鍵感でしたが、本機はちょっと重めです。

個人的には軽めの方が好きです。とは言え、重めでもそんなに気にならないので使っていくうちに慣れるでしょう。

タッチパッドは広め。13.4cm x 8.0cmで操作性も良好です。

キーボード面にあることが多い電源ボタン、本機はボディの側面に配置されています。

正面からは位置が見えないのでボタンを押すときにちょっと不便に感じます。

キーボード関連のデザインは同時期発売のYoga Slim 7i Aura Editionと同じです。

微妙: キーの形状
微妙: 電源ボタンはキーボード面にあった方がいい

インターフェイス

USBポートはUSB-Cが2つとUSB-Aが1つ。

USB-Cは1つがUSB4です(Thunderbolt 4と同等)

・転送速度 40Gbps
・PD対応(モバイルバッテリーから充電OK)
・映像出力可能

USB-Cの1つは電源ポートを兼ねているので、常時空いているのは1つのみとなります。

あとはHDMI、ヘッドフォンジャックが付いています。

デジカメ用のSDカードスロットがないのは残念です。クリエイター向けのPCとしては、ぜひ付けてほしかったスロットです。

微妙: 常時空いているUSB-Cは1つ
悪い: SDカードスロットなし

バッテリー、駆動音、熱など

バッテリー容量は73Whです。 
以下の条件でテストしてみました。

・画面の明るさをMAX (450nit)
・wifi環境
・youtube動画を流しっ放し

結果は約9.0時間。

まずまず優秀なバッテリーライフです。

ファン音(駆動音)も静かです。

負荷時のファン音は35デシベルでした。

薄型ノートの平均は35~40デシベル
ゲーミングPCの平均は50デシベル

本機は静かな方で、発熱も低く安定しています。

発熱と静音性の面では2024年後期のPCとそれ以前ではっきりとした差があります。

評価まとめ

悪い点
・SDカードスロットなし
・見た目の高級感がない

良い点
・画像編集、動画編集などが快適
・軽めのゲームも楽しめる(GTX 1650より上)
・色鮮やかな2.8K OLED
・音が静か、発熱も少ない

Ryzen AI 365の性能が最大限発揮されたPCです。

インテルのCore Utra 7 258Vとはいい勝負ですが、当サイトでの検証ではRyzen AI 365の方が良いパフォーマンスを出しているシーンが多かったです。

静かで発熱が少ないのも良い点です。

動画編集や軽めのゲームに使えるPCとしておすすめできる一台です。

Core Ultra 7 258V搭載のYoga Slim 7i Aura Editionと比較してみました。

ディスプレイサイズが本機が14.5インチ
Yoga Slimが15.3インチです。

それでいて重量はほとんど変わりません。むしろ15.3インチのYoga Slimの方が実測値では軽かったです。

動画編集などでは大きな画面の方がやりやすいので、この点ではYoga Slimを推したいです。

バッテリーライフも若干ですがYoga Slimの方が良いです。

微妙な差では、USB-Cポートの配置。本機では同じサイドの側面に2つのUSB-Cポートが付いていますが、Yoga Slimの方は両側に1つずつと使い勝手に配慮された設計になっています。

性能面ではRyzenのYoga Pro
しかし思ったよりもその差は小さいです。

時間のある人はYoga Slimのレビュー記事も読んでみてください。

Yoga Slim 7i Aura Editionのレビュー。Core Ultra 7 258Vが意外と強い

本機自体の評価を知りたい人には、「買い」で間違いないことを伝えておきます。

12月9日時点では在庫状況も良好。最短1~2営業日で出荷してくれます。

Lenovoストア Yoga Pro 7 Gen 9

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