HPのProBook 635 Aero G7は2020年12月発売のモバイルノート
- 999gと軽く
- Ryzen 4000シリーズ搭載
- 8万円台で買えるコスパの良さ
が特徴ですが、2021年の春以降はずっと在庫切れが続いていました。
このProBook 635 Aeroは当サイトでも推奨していたPCの1つで、かなり評判が良かったのですが、いかんせん全然在庫がない。それが致命的な欠点でした。
ようやく本日新モデルが出たよとアナウンスされて見てみたら、メモリ32GBのヘンテコな構成のモデル、しかも価格は大幅にアップしていました。
◆新モデルの構成
OS: Windowos 10 Pro 64bit
CPU: Ryzen 5 4500U
メモリ: 32GB (32GBx1)
SSD: 256GB
ディスプレイ: 13.3インチ FHD(1920×1080)、プライバシースクリーン搭載
USBポート: USB-A x1、USB-C x2
インターフェイス: HDMI、ヘッドフォン
Wi-Fi: Wi-Fi 6対応
バッテリーライフ: 14時間
サイズ: 307.6 x 204.5 x 17.9 mm
重さ: 999g
従来モデルとの違いは、
- メモリが32GB(従来は8GB、16GB)
- プライバシースクリーン搭載
の2点。
これで価格は13.3万円(税込、送料込)です。
従来モデルはメモリが8GBで8万円台でしたから、それを考えるとかなり高くなっています。
メモリが32GBになったといっても、32GBx1のシングルチャネルです。
デュアルチャネルになればパフォーマンスがアップしますが、シングルチャネルのままであればパフォーマンスに大きな差はないでしょう。
あとプライバシースクリーン搭載と言われてもそんなにうれしくはありません。
この2つ変更で、8万⇒13万になるのはどうも納得がいきません。
今後価格が下がる可能性はありますが、「コレジャナイ感」はどうしても抱いてしまいます。
我々が待ってるのはやはり従来モデルの在庫回復ですが、従来モデルは現在(8月24日)も在庫切れです。世界的に半導体不足が続いているせいなのはわかりますが、せっかくの良い機種なのですからなんとかしてほしいですね。
不満ならHP Pavilion Aero 13を買えばいいじゃんと思う人もいるかもしれません。
先月出たばかりのPavilion Aero 13-beは、
- CPUがRyzen 5 5600U、Ryzen 7 5800Uでさらに性能アップ
- 重量は957gでさらに軽く
なっており、ProBook Aeroよりも良さそうです。
ただキーボードは断然ProBook Aeroなんですよね。
Pavilion Aeroの方は右端がEnterキーがじゃないタイプのキー配列ですが、ProBook Aeroの方はきれいに配列されたキーボードです。
しかもビジネス用に作られた製品なせいか、キーボードの剛性も高く、打鍵感がとにかく良いです。
しかし冷静に価格差を考えると、安いPavilion Aeroを買うのが一番かなと思います。
ProBook Aeroが13.3万(クーポン適用で12.8万)
Pavilion Aeroが9.3万
この差がもっと小さくなれば、自信をもってProBookを推奨したいところですが、現状ではそれは無理筋のようです。
◆まとめ
- 新モデルのProBook Aero 635 G7は高い
- メモリ32GBはあまり意味がない
- これを買うならPavilion Aero 13
- キーボードは断然ProBook Aeroの方が上だけに残念
Pavilion Aero 13は即納モデルが出ており、5営業日で届けてくれます。