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絶妙の48歩!羽生九段が藤井二冠から勝利

羽生九段と藤井二冠の王将戦挑戦者決定リーグ初戦の対局は後手番の羽生九段が勝利しました。

羽生九段の終盤が全盛期を思わせる切れ味で、最後長手数の即詰で藤井二冠の王様を打ち取りました。

局面は先手の藤井二冠が44角と指した場面。

ここで羽生さんの指した48歩!が絶妙のタイミングでした

48歩は同玉と取ると、36歩の取り込みがダイレクトに王様に響くので同金しかないのですが、48に金を移動させたことが後々効いてきます

それは飛車を89に成り込んだときに、48金の形だと詰めろがかかりやすいからという理由なのですが、それにしてもそのタイミングが絶妙でした。

※48歩を打たず先に86飛とすると、29香と打たれ、そこで48歩は59金という変化がある。

ここから両者の激しい攻め合いが続くのですが、羽生九段の読みがわずかに上回りました。

図は藤井二冠が46歩と脱出用に歩をついたところ。

ここで羽生九段は79龍!と一気に決めに行きました

この手はソフト(AI)が発見できない手として話題になってましたね。

アマチュアでもまず最初に考える手なのですが、79龍、42成桂、同玉、34銀とした局面が先手玉は詰まず、後手勝ちとAIは判断したようです

しかし、実際さらに読み進めると34銀からでも長手数の詰みがあることがわかります

その手順は59龍! 47玉、58銀、37玉、48龍、同玉、47歩、同角、同銀成、同銀、59角!と進みます

59角がまたかっこいい手ですね

以下、59同玉、29飛、49金、68金、48玉、28飛成・・となって即詰みです。

実際には藤井二冠が別の手を指したので別の手順での詰みとなりました。

手数は80手と短手数でしたが非常に中身の濃い一局だったと思います

終盤、一直線に斬り合いにいった羽生九段の凄みが光りました。

その中でも48歩から79龍までの一連の手順が素晴らしかったですね。
一応言っておきますが、79龍が「AI超え」とか「神の一手」とかそういう話にはなりませんのでそこは冷静に語りたいと思います。

でもそれを抜きにしても本局は名局と言っていいかもしれません。

よく漫画とかで剣の達人同士が真正面から斬り合って一瞬で勝負がつく(でも紙一重)みたいな話がありますが、本局はまさにそうした戦いだったと思います。

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