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【レビュー】Lenovo ThinkBook 13sを使ってみた。1.34kgで7.5万とコスパは良いが、性能は少し物足りない

Lenovo ThinkBook 13sは2019年5月発売の13.3型軽量ノート

・1.34kgとまずまずの軽さ
・Core i5モデルが7万円台

という特徴をもったPCです

このThinkBookシリーズは2019年がスタートとなる新シリーズです

・ThinkPad (IBM時代から続く伝統のシリーズ)
・Ideapad(安さ重視のシリーズ)

の中間に位置するシリーズとして期待されていますが、実際にところはどうなのか?

正直にレビューしていきたいと思います

レビュー機のスペック

・CPU:Core i5-8265U
・メモリ:8GB
・ストレージ: SSD 256GB (PCIe)
・ディスプレイ:13.3型 FHD(1920×1080)
・USB: USB3.1 typeC x1、USB3.1 typeA x2
・インターフェイス:HDMI、ヘッドフォン
・バッテリー: 約13.1時間
・サイズ、重さ:約 307.6×216.4×15.9mm、1.34kg

今回レビューするモデルはCore i5のモデルです

一般的にはこのスペックで十分です

Core i7を選択するとメモリ16GB、SSD512GB、さらに外部GPUとしてRadeon 540Xが搭載されます

動画編集や軽めのゲームなど負荷のかかる作業をやりたい場合はCore i7モデルがいいでしょう。

Core i5の構成で価格は7.5万円(税込、送料込)
オプションでMicrosoftのOfficeを付けても9.4万と10万を切ります

見た目、デザイン

筐体カラーはミネラルグレー

暗めのグレーで落ち着いた印象の色です

筐体表面のテカリはなく指紋も目立ちません。

天板には「Lenovo」のロゴと「ThinkBook」のロゴ

剛性も高く、しっかりした作りです

重さは1.34kgですが、表面がすべりにくいので片手で持ちやすく重量以上に軽く感じます

液晶ディスプレイは非光沢タイプで映り込みは最小限。

上部のWebカメラは、使用しないときにスライド式で隠せるようになっており、万が一、不正なアクセスがあっても安心です。

ディスプレイの視野角、明るさは平均的です。

高級モデルと比べるとやや見劣りしますが、一般的なノートPCとしては平均的な水準です。

ベンチマーク

CPUはCore i5-8265U

PassMarkのベンチマークテストを実施したところ、7287というスコアでした。

PassMark社が発表している平均値は、

Core i5-8250U 平均値7676
Core i5-8265U 平均値7995
Core i7-8565U 平均値8932

となっています。

レビュー機は平均より下
1つ前の世代のCore i5-8250Uよりも下という結果でした

SSDのベンチマークも期待以下でした

シーケンシャルリードは1600MB/s

通常のPCIe接続なら3000MB/s出てもいいはずですからかなり遅いです

4Kリード、ライトもパッとしません

電源をオンしてからデスクトップが表示されるまでにかかった時間は約12秒とこちらは平均レベルの速さでした。

さらなるテストとして、画像編集の処理速度も行いました。

いくつかの画像を合成して1つの画像を構成する処理なので、
CPUやSSDなど総合的な性能が効いてくるはずです

以下条件の違う4つのPCでのテスト結果です。

1.Core i5-7200U、メモリ8GB、SSD256GB(SATA)

処理にかかった時間:約61秒

2. Core i7-8550U、メモリ16GB、SSD512GB(PCIe)

処理にかかった時間:約33秒

3.Core i5-8265U、メモリ8GB、SSD512GB(PCIe)

処理にかかった時間:約29秒

4.Core i5-8265U、メモリ8GB、SSD256GB(PCIe)

処理にかかった時間:約36秒

最後4番目の結果が本機の結果です。

36秒とタイムがかかってしまいました

以上をまとめると、

CPUテスト: 悪い
SSDテスト: 平均以下
起動:    平均
画像編集:  悪い

という感じ。

全体的なパフォーマンスは良くありません

普段の使用でもたつきやストレスを感じることはないのですが、負荷をかけたときのパフォーマンスには不安が残ります。

キーボード、タッチパッド

キーピッチ(キーの間隔)は19mm、キーストローク(深さ)は1.2mmです。

キーは浅めですが打鍵感は良好です

ほぼIdeapadのキーボードと同じですね

Enterキー、Backspaceキーがくっついていますが、これもIdeapadと同じ。他のキーが小さくならないようにするための苦肉の策です

見た目は少し違和感がありますが、そのかわり半角全角キーやCtrlキーなどが通常の大きさで打ちやすいです

タッチパッドは105x63mm
縦の長さが少し短めですが、操作性はまずまず良いと思います

電源ボタンが右上についています

指紋センサーにもなっており、また大きめのボタンで押しやすいです

電源ボタンはIdeapadシリーズにはなかった仕様で、この点は改善された点と言えます。

インターフェイス

USBポートはUSB-Cが1つとUSB-Aが2つです。

他のポート類は、HDMIとヘッドホンジャックです

SDカードスロットはありません。

薄型ノートPCとしては平均的なポート数ですが、本機は1.34kgと13.3型ノートの中ではちょっと重め。それだけに何か物足りなさを感じしてしまいます

これが1.1kgくらいの軽さなら許せるのですが、1.3kgオーバーですからSDカードスロットぐらい付いていてもいいのにな~と思ってしまいました。

バッテリー、排気音、熱など

バッテリーの駆動時間は公称値で13.1時間(JEITA2.0)です。

以下の条件でテストしてみました。

・画面の明るさをMAX
・wifi環境
・youtube動画を流しっ放し

結果は約6.5時間と平均レベルでした

熱の問題はなさそうでしたが、排気音が少し大きいです

まとめ

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短所
・CPUのパフォーマンスが期待以下
・排気音が少し大きい

長所
・キーボード、タッチパッドの使いやすさ
・コスパが良い

本文中にも書きましたが、CPUやSSDの性能がイマイチなのがマイナス点です

2019年に出た13インチノートで、7~8万の価格帯のものは同様の弱点を持っているものが多く、6月、8月にレビューしたHPのPavilion 13やENVY x360 13もそうでした。

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上の表は、CPUスコアの実測値と平均値(理論値みたいなもの)です
いずれも理論値の90%くらいにとどまっていることがわかります

パフォーマンス低下といっても、

・通常作業にはほとんど影響がない
・MAXの値が少し落ちるという程度

という点は救いです

ただ、ThinkBookより少し前に発売されたThinkPad X390やIdeapad S530では全く問題なかったです

そういう意味ではThinkBook 13sは少し期待外れと言わざるを得ません。

その分、価格はお安くなってます

先に挙げたIdeapad S530は9.4万します
ThinkPad X390だと12.7万です

一方ThinkBook 13sは7.5万です

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さらに7万円台の他社PCと比較してみます

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HPのPavilion 13やENVY x360 13、それにDELLのInspiron 13 5000がちょうど似たようなスペックでどれも7万円台。

価格競争が激しいので、買う方からするとお買い得を手に入れるチャンスとも言えます

今回のThinkBook 13sは上で挙げた中では1.34kgと重量はありますが、筐体表面がすべりにくいので持った感じの軽さは1.26kgのPavilion 13と変わりません。

CPU性能などいくつかマイナス点がありますが、それはHPの2機種も同じです。

ディスプレイやキーボードの質などを総合的に考えると、ThinkBook 13sは悪くない選択だと思います

さらに弱点をなくしていくと、Lenovo Ideapad S530
その上にはThinkPad X390などがありますが、それぞれ9万、12万と価格も上がります。

結論としては

ThinkPad 13sの性能は期待ほどではないが、Core i5 + SSD256GBで7.5万というコスパは魅力

同じ価格帯のHPやDELLと比べると、差は小さい。あとは好みで。

ということになります。

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