2020年のノートパソコン市場。各メーカーごとに新製品の出来や販売戦略、納期の早さなどを勝手に採点してみました。
あくまで私の個人的な好みです。製品そのものの品質というよりも、販売戦略や納期、そしてコスパに重点を置いて評価しているので、自分の使ってるメーカーの点数が低くても気を悪くしないでください。
◆Lenovo 75点
良い点
- コスパは良い
- 折り畳み式のThinkPad X1 Foldなど尖ったPCも出してる
- 1kg未満のYoga Slim 750i Carbon
- Ideapad Duet Chromebookは低価格ながら魅力がある
悪い点
- Ideapadシリーズはコスパが良いが100番台300番台の質が低下
- 似たような機種が多すぎ。キャラが被り気味
- 納品までに時間がかかりすぎ
- Ryzen4000シリーズは11月までほとんど在庫切れ
◆HP 80点
良い点
- 公式ストアが見やすい、わかりやすい
- Core i3にメモリ8GBという組み合わせが可能
- ディスプレイがきれい
- ENVYシリーズのコスパが良い
悪い点
- Ryzen4000シリーズの在庫が不安定
- 後半はENVYの1世代前のPCを売るしかなかった
- 4万で買える人気のHP 15s-eq1000も納期遅れ
◆DELL 90点
良い点
- XPS 13の完成度が素晴らしい
- Inspironシリーズのコスパは良い
- Ryzen4000シリーズの在庫を確保
- Intel第11世代への移行も早かった
悪い点
- InspironシリーズはほとんどmicroSDになった
- 4~5万の価格帯はHPやLenovoに劣る
◆ASUS 75点
良い点
- 販売戦略を変更し、再び価格競争に戻ってきた。
- ゲーミングPCのTUFシリーズはコスパが良い
- ZenBook 13やExpertBookなど軽量モデルが充実
悪い点
- Vivobookシリーズはインターフェイス(端子類)が弱い。
- 7~8万くらいのラインナップがもっとほしい
◆Microsoft 55点
良い点
- Surface Laptop Goでミドルレンジにも参入
悪い点
- 相変わらず強制的にオフィス付き
- 公式ストアでの買い方がわかりにくい
- 全体的にはコスパは悪い
◆富士通 60点
良い点
- LIFEBOOK UHシリーズが634g
- デザイン性を重視したLIFEBOOK CHシリーズ
悪い点
- ハイスペック、高価格帯のみでそれ以下のラインナップが弱すぎる
- 型落ちがあまり値下がりしない
◆NEC 55点
良い点
- LAVIE Direct PMの完成度が高い
- たまにアウトレットコーナーにお買い得品あり
悪い点
- 全体的にコスパは悪い
- Lavie Direct PM(X)は第8世代で止まってる
- 10万以下のモデルが致命的に弱い
- Celeron + HDDをまだ売ってる
◆dynabook 60点
良い点
- 13.3型dynabookのGZ、VZシリーズがIntel第11世代に
- 15.6型dynabookはインターフェイスが充実
悪い点
- すぐに在庫切れになるので型落ちが狙えない
- 大きな特徴がない
◆mouse(マウスコンピューター) 65点
良い点
- 国産メーカーとしてはコスパ良し
- ゲーミングPCに注力
- 電話サポートが良い
悪い点
- 通常ノートのラインナップが手薄
- 最新モデルへの移行が遅れている
◆MSI 70点
良い点
- 薄型のモバイルノートを販売し始めた
- コスパも良い
悪い点
- ハイスペックモデルが多く、価格帯は高め
- 7~8万くらいのラインナップが欲しい
※Appleは詳しくないので評価対象外ですが、Apple M1搭載のMacBook Airはとても評判が良いですね。とりあえずWindows機のよく知ってるメーカーのみでの採点としました。
全体的にはDELLの良さが光りました。
決め手となったのはRyzen4000シリーズの在庫を確保したことです。
夏前に1回販売休止になったものの、その後在庫が復活。それ以降は安定した供給体制を維持できたのが良かった点です。
Inspironシリーズのコスパの良さ、最上位のXPSシリーズの完成度と製品の魅力も後押ししました。
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一方、LenovoやHPは人気のRyzen4000シリーズやその他の在庫が不安定だったのが残念な点です。
納期の問題を外して考えたとき、HPは製品そのものの出来は良いでその点の評価はアップしています。Lenovoは2019年の出来が凄すぎたので、それと比べると今年は評価ダウンです。
ASUSは2019年の高級路線から価格競争へ少し戻ってきたので評価アップ。
モバイルノート新規参入のMSIも評価アップ。今後が楽しみなメーカーです。
2021年になると、また上位の評価は変わる可能性があります。でも基本はDELL、Lenovo、HPの3大メーカーが中心となるでしょう。コロナの影響なのかわかりませんが、納期遅れの問題が早く解消されることを願っています。