インテルのCore Ultra 7 255Hは2025年以降に発売されるノートPCに搭載されるCPUです。16コア16スレッド、TDPは28Wとなっています。
2025年1月23日時点でのCinebench R23のベンチマークは以下のとおり。
シングルコア 2029
マルチコア 20521
インテルのCPUはマルチコア性能が弱いというイメージがありますが、255Hではそれが結構改善されているように見えます。

Ryzen AI 9 365は2024年のCPUですが、それをかろうじて上回りました。
Ryzenの新CPUには負けそうですが、1つ古い世代のRyzenとはいい勝負できるといった感じです。
シングルコア性能も優秀です。

Ryzenよりも高く、また2024年後期にインテルから出たCore Ultra 7 258Vよりも高くなっています。
シングルコアが高いと、全ての反応が速くなる傾向があるのでこれは無視できない性能です。
◆内蔵グラフィックスも期待できる
Core Ultra 7 255Hとセットになる内蔵グラフィックスはIntel Arc 140Tです。
このグラフィック性能はかなり高そうです。この手の性能を測るのに最も知名度のある3DMarkのベンチマークはまだ出ていないので、PassMarkのG3D Markで比較しました。

2024年の内蔵グラフィックスでは最強のIntel Arc 140Vを軽々と超えるスコアが出ています。
FHDなら中量級のゲームも快適にプレイできそうです。
Core Ultra 7 255HとArc 140Tで、かなり高い性能が期待できます。CPU性能だけならRyzenに及ばないかもしれませんが、内蔵グラフィックスでは優位に立てる可能性もあります
◆Core Ultra 7 255H搭載のノートPC
Lenovo Yoga Pro 7i Gen 10がおすすめです。

CPU: Core Ultra 7 255H
メモリ: 32GB
iGPU: Intel Arc 140T
SSD: 1TB
ディスプレイ: 14.5インチ 3K 有機EL
重量: 1.54kg
という構成で19.0万円(税込、送料込)
文句のないスペックで20万を切ります。動画編集や3DCG制作など、負荷の高いクリエイティブワークも苦にしません。
現段階ではコスパ最強と言えます。