HP 15s-eq3000 G3、コスパは良いが注意点も。

HP 15s-eq3000は2022年7月発売のノートPC。

15.6型1.6kgの据え置き用
デザインは2020年からほぼ同じ
HPの中で一番下位となるシリーズ
CPUはAMD Ryzen
ディスプレイはIPS液晶

という特徴があります。

価格.com限定モデルでは

・Ryzen 5 5625U
・メモリ 16GB
・SSD 512GB
・ディスプレイ: 15.6インチ FHD(1920×1080)

という構成が6.6万円（税込、送料込）と非常に安くなっています。

ただし8月2日時点では納期に遅れが発生しているようです。気になる人は問い合わせてみましょう。

本記事の後半に、HP 15sの欠点を書いておきます。買う前に読んでみてください。

◆スペック概要

CPU: AMD Ryzen 5 5625U
メモリ: 8GB、16GB
SSD: 256GB、512GB
ディスプレイ: 15.6インチ FHD(1920×1080)、非光沢、IPS
USBポート: USB-C x1、USB-A x2
インターフェイス: SDカード、HDMI、ヘッドフォン
Webカメラ: HD、プライバシーシャッターなし
指紋認証あり、顔認証なし
重量: 1.6kg

冒頭に書いたとおり、この機種は旧モデルからデザインの変更はなく、中身（CPUなどのチップセット）だけを刷新しています。なので、HP直販には旧モデルのRyzen 3 5300UやRyzen 5 5500U搭載モデルも一緒に販売されています。

旧モデルはG2、新モデルはG3です。

性能で選ぶならG3が良いでしょう。

同じRyzen 5でも

Ryzen 5 5625U > Ryzen 5 5500U

新モデルの5625Uの方が性能はかなり上です。

◆構成

スタンダードモデルG3は

Ryzen 5 5625U
メモリ8GB
SSD 256GB

という構成。

スタンダードプラスモデルG3は

Ryzen 5 5625U
メモリ16GB
SSD 512GB

という構成です。

最近はメモリ16GBで余裕を持ったスペックを好む人が増えてきています。

そのメモリ16GBモデルが価格.com限定で6.6万円（税込、送料込）というのはかなり魅力的。しかし欠点もあることを知っておいた方がいいです。

◆欠点

ボディは樹脂製（再生プラスチック）

高級感はありません。特にカラーが白の場合、白＋プラスチックで安っぽさが強調されるような気がします。ボディの剛性感も低いです。

キーボード、タッチパッド

樹脂製ということもあってか、キーボードがたわみます。打ち心地もあまり良くありません。軽めの作業なら問題ないですが、がっつり長文を書いたりするのは向きません。タッチパッドも少し引っかかりがあり滑らかとは言えません。

ディスプレイは平均以下

輝度は250nitでこの価格帯では平均レベル。しかしそれ以外はあまり良くありません。IPS液晶なので視野角は広めですが、角度がついたときの端が少し暗くなります。色彩やコントラストなどもHP Pavilion、DELL Inspiron、Lenovo IdeaPadのミドルレンジPCよりも１ランク落ちます。

Webカメラ

解像度はHD、プライバシーシャッターが付いていません。

この中で最も気になる欠点はキーボード、タッチパッドです。

Ryzen 5、メモリ16GBという構成を選ぶ人は、それなりにがっつり使いたい人なはず。

HP 15s-eq3000は元々のデザインが軽めの作業主体のエントリーモデルなので、メモリ16GBでがっつり作業とは相性が悪いのです。

点数をつけるなら、

CPU、メモリ、SSDは95点
ディスプレイは70点
キーボードは50点

といった感じです。

なので、できればキーボード、マウス、そしてモニターを別で用意した方がいいと思います。

6.6万という安さは魅力ですが、キーボードやマウス、モニターと買っていくと最終的にはけっこう高くなる可能性があります。

◆当サイト推奨はDELL Inspiron

メモリ16GBでバリバリ使うなら、全体のランクをもう１つ上げてみるのも良いかと思います。


	HP 15s-eq3000	DELL Inspiron 16 AMD
CPU	Ryzen 5 5625U	Ryzen 5 5625U
メモリ	16GB	16GB
ディスプレイ採点	70点	80点
キーボード採点	50点	80点
ボディ	樹脂製	アルミ合金
Webカメラ	HD	FHD
価格	6.6万	8.1万