LenovoのIdeapad Slim 350iは14インチのノートPC
Ideapad S340の後継機となります
名前が似ている機種がいくつかあります
Ideapad Slim 350 14 ⇒ 同じ型だけどCPUがAMD Ryzen
Ideapad Gaming 350i ⇒ ゲーム仕様
IdeaPad Slim 350i Chromebook ⇒ Chromebook
これらと間違えて買ってしまうことのないよう注意してください
CPU: Core i3-1005G1、Core i5-1035G1、Core i7-1065G7
メモリ: 4GB、8GB
ストレージ: SSD 128GB、256GB、512GB
ディスプレイ: 14インチ FHD(1920×1080) TN液晶
USBポート: USB3.0 x2、USB2.0 x1
インターフェイス: HDMI、SDカード、ヘッドフォン
重さ: 1.5kg
基本スペックは前モデルのIdeapad S340と同じです
結論から言うと、今回のIdeapad Slim 350iはおすすめしません
Slim 350iを買うなら
・1つ前のモデルS340を買うか
・S540やC340を買うか
・今後発売予定のIdeapad 500番台を買う
の方が良いです
今回のSlim 350iは出来が良くないです
順を追って見ていきましょう
◆ディスプレイ
ディスプレイは一番コストの低いTN液晶で、輝度も220nitと暗めです
これは前モデルもそうだったのでまだいいのですが、ディスプレイのベゼル(フレーム)が悪化してます
ベゼル(フレーム)の上下が厚くなっており、ベゼルが狭いのは左右のみです
旧モデルのIdeapad S340では上下左右ともに、ベゼル幅が狭いタイプでしたからこれは明らかにグレードダウンだと思います
◆USB-Cなし
USBポートもグレードダウンしました
USB-Cがなくなり、転送速度の遅いUBS2.0が付いています
Ideapad Slim 350i
⇒ USB3.0 x2、USB2.0 x1
Ideapad S340 (2019年発売モデル)
⇒ USB3.0 x2、USB-C x1
◆Ideapad S340との比較
S340 | Slim 350i | |
CPU | Core i5-1035G1 | Core i5-1035G1 |
SSD | 256GB | 256GB |
ベゼルの細さ | 上左右 | 左右のみ |
USBポート | USB-C x1、USB3..0 x2 | USB3.0 x2、USB2.0 x1 |
重さ | 1.55kg | 1.50kg |
サイズ | 322.7x230.5x17.9mm | 327.1x241x19.9mm |
価格 | 5.8万 | 6.7万 |
こうして表で比較するとよくわかります
左が2019年発売のS340、右が2020年発売のSlim 350i
左のS340の方が新しいモデルかと思うくらいです
サイズもS340の方がコンパクト
薄さもS340の方が薄いです
価格もS340の方が安いです
現時点でSlim 350iを買う理由は全くないと言ってもいいでしょう
Ideapadの2019年モデルが出来すぎだったというのもありますが、2020年モデルはちょっと地雷臭がしますね。
同じ2020年モデルでもSlim 350 14(AMD)の方は、CPUがRyzen 4000番台で大幅に性能アップしていますので、まだ買う理由があります
しかし今回紹介したIdeapad Slim 350iは、CPUもS340と同じなので、買う理由がないという結論になります
◆代わりに何を買うべきか?
じゃあS340を買えってことなのか?と言われると、それは要求スペックにもよるので一概には言えません
最初に書いたとおり、
・1つ前のモデルS340を買うか
・S540やC340を買うか
・今後発売予定のIdeapad 550シリーズを買う
の中からの選択になるかと思います
2019年モデルのIdeapadは優秀です
ざっくりした選び方はこんな感じ
逆に、
S145
Slim 350i
L350
といった2020年に発売されたエントリーモデルは注意が必要です