Intelが第11世代となるノートPC用のCPU、Tiger Lakeを正式に発表しました
第10世代は末尾が「U」のCometLakeと、末尾「G+数字」のIceLakeの2種類がありましたが、今回の第11世代では末尾「G+数字」のみとなります
コア数/スレッド数 | ベースクロック | ターボ(シングルコア) | ターボ(マルチコア) | |
Core i7-1185G7 | 4/8 | 3.0 GHz | 4.8 GHz | 4.3 GHz |
Core i7-1165G7 | 4/8 | 2.8 GHz | 4.7 GHz | 4.1 GHz |
Core i5-1135G7 | 4/8 | 2.4 GHz | 4.2 GHz | 3.8 GHz |
Core i3-1125G4 | 4/8 | 2.0 GHz | 3.7 GHz | 3.3 GHz |
Core i3-1115G4 | 2/4 | 3.0 GHz | 4.1 GHz | 4.1 GHz |
Core i7-1160G7 | 4/8 | 1.2 GHz | 4.4 GHz | 3.6 GHz |
Core i5-1130G7 | 4/8 | 1.1 GHz | 4.0 GHz | 3.4 GHz |
Core i3-1120G4 | 4/8 | 1.1 GHz | 3.5 GHz | 3.0 GHz |
Core i3-1110G4 | 2/4 | 1.8 GHz | 3.9 GHz | 3.9 GHz |
表の上段5つがTDP=12~28WのCPU
下段4つがTDP=7~15WのCPU
となっています。
言い換えると、上段5つが一般的なノートPCに使用されるやつで、下段4つはタブレットとか、超薄型ノートに使用されるタイプのCPUってことです
最上位はCore i7-1185G7ですが、一番良く見るのはCore i7-11165G7になるでしょう。
今回のTiger Lakeはベースクロックがかなり上がったという印象があります。
第10世代と比べると、かなりの差があります
Core i7-1165G7 2.8 GHz
Core i7-1065G7 1.3 GHz
コア数やスレッド数は変わらないものの、ベースクロックが飛躍的に上昇しているのは好印象です
ライバルであるAMD Ryzen 4000シリーズは、6コアや8コアなどコア数を上げてベンチマークスコアを稼ぎましたが、今回のTiger Lakeがどこまでそれに対抗できるか見ものです
Intelの発表によると、TigerLakeの内蔵GPUであるIris Xe Graphicsの性能はGeForce MX350相当。この話が本当なら、軽めのゲームならOKってことですから期待は膨らみます。
CPU性能でもRyzen 7を圧倒するというIntelの主張も出ていますが、これはまだ信用できない部分もあります。
実際に販売されているPCに設置された状態で、どこまでのパフォーマンスが出せるのか見てみたいと思います。