LenovoのIdeaPad Slim 360 Chromebookは2021年5月発売の14型Chromebookです。
- 普段使い用のPC
- ディスプレイはTN液晶とIPS液晶の2タイプ
- それぞれ価格は3.7万、4.2万(税込、送料込)
という特徴があります。
スペック概要
CPU: MediaTek MT8183
メモリ: 4GB
ストレージ: 64GB eMMC
ディスプレイ: 14インチ FHD(1920×1080)、TN液晶 or IPS液晶
USBポート: USB2.0 typeC x1、USB2.0 x1
インターフェイス: microSDカード、ヘッドフォン
Wi-Fi: Wi-Fi 5
バッテリー: 42Wh 14.7~16時間
重量: 1.4kg
CPUはMediaTek MT8183。
AmazonのタブレットFire HD 10(2019)にも搭載されているCPUで、性能としてはミドルスペックに位置します。
機種 | CPU | スコア |
Google Pixel 4a | Snapdragon 730G | 1744 |
本機 | MT8183 | 1430 |
IdeaPad Duet Chromebook | Helio P60T | 926 |
表はGeekbenchのマルチコアのスコア。
大ヒットしたLenovoのIdeaPad Duet Chromebookに搭載されているHelio P60Tよりスコアは高いです。
Chromebookは、Windowsと違い性能の低いCPUでもサクサク動きますから、このくらいの性能であればまず問題ないでしょう。
メモリも4GBあれば十分です。
ストレージはeMMCの64GBです。
SSDではなく速度の遅いeMMCという点が少し気になりますが、HDDよりは速いことは確かなのでこれも問題ないでしょう。
Chromebookは起動もめちゃくちゃ速いです。
ディスプレイ
ディスプレイは2種類用意されています。
タイプ | TN液晶 | IPS液晶 |
解像度 | 1920x1080 | 1920x1080 |
タッチパネル | 非対応 | 対応 |
視野角 | 90度 | 170度 |
輝度 | 220nit | 300nit |
sRGBカバー率 | 63% | 63% |
価格 | 3.7万 | 4.2万 |
TN液晶は、輝度が低く視野角も狭い安い液晶です。
できればIPS液晶(表の右)を選びたいところ。
価格は4.2万と少し高くなりますが、Chromebookはディスプレイにお金かけといた方が良いと思います。
オフィス系アプリ
ChromebookでもOfficeは使えます。
選択肢は3つ
・Googleのオフィスアプリ(無料)
・MicrosoftのオンラインOffice(無料)
・Microsoftの有料Office
基本的には無料のアプリで十分だと思います。
文章作成、表計算やグラフ作成、プレゼン資料作成、ほとんどの作業はGoogleかMicrosoftの無料アプリで可能です。
インターフェイス
USBポートは2つ。USB2.0 typeCとUSB2.0 typeAです。
USB2.0なので転送速度は遅いです。通常のUSB3.0が最大5Gbpsなのに対し、USB2.0は480Mbps。
USB2.0 typeCはPD(電源供給)対応なので、モバイルバッテリーから充電可能です。
後はmicroSDスロットとヘッドフォンジャックです。
Chromebookの場合、データのやり取りはオンラインで完結することがほとんどなので、インターフェイスに関してはこれで十分かなという印象です。
その他の特徴
◆Wi-Fi
Wi-Fi規格は1つ古いWi-Fi 5に対応しています。できれば最新のWi-Fi 6が良かったのですが、Wi-Fi 5でも十分高速なので困ることはないはずです。
◆バッテリー
バッテリー容量は42Wh。バッテリー駆動時間は14.7~16時間とかなりの長時間バッテリーとなっています。
◆14型 1.4kg
LenovoのChromebookで売れ筋なのは10.1型のIdeaPad Duet Chromebook。コンパクトで持ち歩きには便利ですが、キーボードはイマイチでした。
14型の本機は持ち歩き用ではないですが、キーボードはゆったりサイズで打ちやすくなっています。
◆自動更新ポリシー
自動更新ポリシーは2026年6月まで。
2026までは安心して使えます。
まとめ
- 14型1.4kg
- ディスプレイはIPS液晶にしとけ
- 4.2万で普段使いは快適
ネット、動画鑑賞、資料作成用のPCとしておすすめです。