インテルのCore Ultraシリーズの中で、Core Ultra 7 165HのPassMarkスコアが高いです。
2024年1月8日時点で
サンプル数 4
シングルスレッド 3886
マルチスレッド 31583
という結果
まだ速報値に過ぎませんが、マルチで3万超えというのは驚きです。
CPU性能だけ見れば2022年のハイエンドゲーミングノートに匹敵します。
同世代で比べてもCore Ultra 7 155Hよりも39%高いスコア
第13世代のCore i7-13700Hよりも上のスコア
という優秀な結果です。
155Hが低すぎなのか、165Hが高すぎなのか?
コア数スレッド数 | ターボ時周波数 | TDP | |
Core 7 Ultra 155H | 16/22 | 4.9GHz | 28W |
Core 7 Ultra 165H | 16/22 | 5.0GHz | 28W |
仕様的に155Hとこんなに差が出るとは思えないんですけど、どうなんでしょう?
Cinebench R23の速報値はこんな感じです。
こちらも165Hは高いスコアです。
155Hとの比較では、165Hが22%高くなっています。
PassMarkほどではないですが、これも予想より高いスコアです。
1つの可能性として、
・165Hを搭載したノートPCが各メーカーのフラッグシップ機であるケースが多い
・それゆえ、熱処理などがしっかりしていて性能をフルに発揮しやすくなっている
ということも考えられます。
いずれにせよ、新世代のCPUは機種によって相当バラツキが大きいように感じます。
機種を見ないで、ただスコアだけ見て性能を推測するのは危険です。機種ごとにどのくらいの性能が出ているかを必ずチェックした方がいいでしょう。
今後サンプル数が増えるにつれ、155Hと165Hの差は縮まるはずです。
しかし、165Hのポテンシャルとして今回見たような高い性能が期待できるということは朗報だと言えます。
◆まとめ
- 速報値だけどCore Ultra 7 165Hのスコアは高い
- 今後サンプルが増えるにつれ155Hとの差は縮まると予想
- ノートPCの機種によって性能のバラツキが大きいのでそこは注意