IRIE mini PC (FFF-PCM2B)は2022年5月発売の8インチ2-in-1ノート。AmazonではFFF UMPCという名前で販売されています。
- ボディの横幅20㎝というコンパクトさが最大の魅力。
- CPUはCeleron N4120(4コア4スレッド)でギリ普段使いOK。
という特徴があります。
価格は3.8万円(税込、送料込)とまずまず安いです。
メーカーはFFF SMART LIFE CONNECTED株式会社(旧MARSHAL株式会社)。日本の会社です。PC、PCパーツ、PC関連商品の販売を主におこなっており、PC本体の販売は2018年くらいから。3万円台の安いノートPCを扱っています。
◆スペック概要
OS: Windows 11 Home
CPU: Celeron N4120
メモリ: 6GB
ストレージ: eMMC 128GB
ディスプレイ: 8インチ 1920×1200、IPS、タッチ対応
USBポート: USB-C x1、USB3.2 x1、USB2.0x1
インターフェイス: microSD、miniHDMI、ヘッドフォンジャック
Wi-Fi: Wi-Fi 5対応
指紋認証あり、顔認証なし
サイズ: 201x129x20 mm
重量: 657g
OSはWindows 11です。
CPUはCeleron N4120なので性能は高くありません。
PassMarkのベンチマークスコアは以下のとおり。
シングル | マルチ | 評価 | |
Core i3-1115G4 | 2696 | 6272 | ◎ |
Core m3-8100Y | 1772 | 2969 | 〇 |
Celeron N5100 | 1387 | 3200 | △ |
Celeron N4120 | 1102 | 2508 | △ |
Celeron 6305 | 1227 | 2194 | × |
Celeron N4020 | 1171 | 1577 | × |
大体の目安として
- シングルスレッドが1500以上
- マルチスレッドが2500以上
あれば普段使いは快適です。
Celeron N4120はシングルスレッドのスコアが1102と低いです。
マルチはかろうじて2500あるので、全体の評価は△
ギリギリ使えるかなという感じです。
メモリも4GBじゃなく6GBあるのが良い点です。
ただしメモリの増設はできません。
あとAmazonにはミスでメモリ4GBと記載されています。公式HPと楽天には6GBとあるのでAmazonが間違いだと思いますが、こういうミスはちゃんと気をつけてほしいところですね。4GBと6GBの差はけっこう大きいので。
ストレージは128GBあるので、ある程度のファイルは保存できるはず。
画像や動画を保存するのには向きません。
できることは
○ネット、動画鑑賞
〇電子書籍
○オフィス系ソフトで事務作業
×画像編集(RAW現像)
×ゲーム
といった感じ。
サブ機としては悪くなさそうです。8インチサイズは電子書籍を読むのにもちょういいサイズです。
写真は以前レビューした8インチタブレット。右のスマホと比べてもらえると8インチのサイズ感がわかるかと思います。
◆ディスプレイ
ディスプレイは8インチながら1920×1200と高精細です。
・光沢タイプ
・IPS(広い視野角)
・タッチ対応
という仕様。
このサイズだとキーボードがアテにならないので、タッチ対応になっているのがうれしい点です。
◆キーボード
8インチということでキーボードは妥協しないといけません。
まずタッチパッドがありません。
代わりに小さなポインティングデバイスが付いています(小さな四角)
ここを指でなぞってカーソルを動かすわけですが、それが嫌なら画面を直接タッチするか、マウスを接続してマウスで操作するのが良いでしょう。
キー配列もけっこうキツキツです。
キーの形状が極端に小さいものもありますし、Enterキーもこの大きさでは満足できないと思います。
このキーボードでがっつり仕事するということは諦めた方が良さそうです。
◆USBポートなど
USBポートは3つ。
しかもUSB-Cポートが1つあり、PD(電源供給)に対応しています。
30Wのモバイルバッテリーで充電することが可能です。
他の特長としては指紋センサーが付いている点。
指紋で簡単にログインできるのはとてもいいです。
◆まとめ
- 普段使いならギリOKな性能
- ディスプレイも良い
- キーボードは妥協が必要
- USB-Cポートあり、タイプC充電も可能
これで3.8万(税込、送料込)なら悪くないかなと思います。
IRIE mini PC (FFF-PCM2B)は楽天やAmazonで購入できます。