PhotoshopでのRAW現像時間。レビューした中で最速タイムのノートパソコンは・・

◆調査条件

・当サイトでレビューしたノートパソコン(代表例20台)を比較
・普通のノートPC、モバイルPCが多め
・クリエイター向けPC、ゲーミングPCは少なめ
・2022年3月時点での調査

◆Photoshopの条件

・10枚のRAWデータを一気にjpegとして保存
・10枚全てを現像し終わるまでのタイム
・タイムは3回計測し平均を出す

結果

結果を表にまとめると以下のようになります。

タイムはRAWデータをサイズや編集内容などによって変わるので、タイム自体にはあまり意味はありません。相対的な速さを見てください。

最速は意外にもThinkPad X13 Gen 2 (Core i7-1165G7)でした。

全体の傾向としてまずわかるのは

インテルの方が速い

という点。

RyzenはRyzen 7 5800HやRyzen 9 5900HXといったところでもCore i7-1165G7よりも遅いです。

Ryzenの中で最速だったHP Pavilion Aero 13-be(Ryzen 7 5800U搭載)で12.4秒。ThinkPad X13よりも1.5倍も時間を要しています。

なぜRyzenがここまで時間がかかるのか、正直よくわからないです。

Ryzenはマルチスレッド性能ではCore i7-1165G7よりも圧倒的に優秀です。

当初はCPUのシングルコア性能の差かと思ってましたが、Ryzenの5800Uや5800Hなどはシングルも優秀なので、ここまで差がつく理由にはなっていません。

Photoshopに限らず、同じAdobeのLightroomでも似た傾向が出てるので、RyzenとAdobeの相性が悪いということになるのでしょう。理由になっていませんが、現時点ではそう言うしかありません。

現像作業では弱さを見せたRyzenですが、Photoshop全般の作業はそこまで悪くないです。

「空を選択」などのAIを利用した選択プロセスではCore i7-1165G7と同等あるいはそれ以上の速さがあります。「放射ぼかし」などのフィルタープロセスでも同様です。

選択プロセスやフィルタープロセスについては最近データを取り始めたのでまだサンプル数が少ないです。今後サンプルが増えてくれば、今回のように表としてまとめてみたいと思います。

Core i5やRyzen 5だとメモリ構成も重要

Core i5、Ryzen 5だとメモリも重要になってきます。
メモリが8GBでもデュアルチャネル(4GBx2)なのか、シングルチャネル(8GBax1)なのかで速度はけっこう変わります。

同じCore i5でも

Pavilion 14-dvは4GBx2で10.6秒
ThinBook 14 Gen2は8GBx1で18.6秒

でした。

同じRyzen 5でも

IdeaPad Slim 550は4GBx2で15.7秒
Inspiron 14 5415は8GBx1で32.1秒

でした。

Core i5やRyzen 5でPhotoshopを使う場合はメモリ。理想は16GBのデュアルチャネルにしておきたいところ、それがダメなら4GBx2のデュアルチャネルです。

まとめ

PhotoshopのRAW現像だけにフォーカスすると

  1. Core i7-1165G7
  2. Core i7-11800H
  3. Core i5-1135G7
  4. Ryzen 7 5800U、5800H
  5. Ryzen 7 5700U、Ryzen 5 5500U

といった順位。

インテルが強いということを覚えておきましょう。
当サイト調べでは1165G7が11800Hより少しだけ速いという結果になっていますが、これはサンプル数が少ないせいかもしれません。

最速は1.19kgのモバイルノート、ThinkPad X13 Gen 2でした。

ThinkPadはX13やX1 Carbonなどどれも良いパフォーマンスでした(Eシリーズは除く)。CPU性能をしっかり引き出せているなという印象があります。

下のレビュー記事も参考にしてみてください。

LenovoのThinkPad X13 Gen 2 (インテル)は2021年3月発売のノートPC。 ThinkPad伝統のX...

選択やフィルターといった作業では

1.Core i7-11800H、Ryzen 5800H
2.Core i7-1165G7、Ryzen 7 5800U、5700U
3.Core i5-1135G7

といった順位になっています。

末尾「H」のプロセッサーが強いです。
Ryzenも全体として悪くないです。

こちらはもう少し体系的にデータを取り直すかもしれません。とりあえず現時点での傾向です。

2022年後半はいよいよインテル第12世代とRyzen 6000シリーズが出てきて、これまでのランクを大きく塗り替えることになるでしょう。

当サイト予想ではインテルの強さは変わらないかなと予想しています。

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